反射ベストに関するガイドラインとローカルルールの制定
目的
様々な形状や素材、ファッション性を重視した物から実用的な物まで。市場では反射ベストと呼ぶ多種多様な製品が存在し、これらがブルベの安全装備品として用いられています。
朝夕や夜間走行時における自身の安全や自己防衛に対する考え方は参加者によって異なり、素材や形状によっては、車検時の点検で本来の役割が果たせるかどうか疑義が生じる製品も散見されます。
これについては主催クラブ毎に考え方や判断が別れる所でもあり、同時に車検の合否に関わる部分でもあることから、参加者の立場からすれば良いことではありません。
そこで反射材についてのガイドラインと明確なローカルルールの提示を行う事としました。
昨今は九州外からの遠征参加者も増加していることもあり、ランドヌール熊本のブルベに参加しやすい環境作りと参加者の安全意識の向上に繋げることも目的の一つとしております。
ガイドライン適用のブルべ
ランドヌール熊本が主催するすべてのブルべ
推奨される条件
AudaxJapanが定めるBRM/AJ規定「第6条 装備」を基本とし、これに推奨する反射材を提示する。
反射装備品に求める考えは主に蛍光色の有無とその色、反射部分の形状、昼夜を問わない視認性である。
反射装備品として推奨条件
- 反射ベスト、安全ベスト、反射ベルトは単品で高視認性を目的としたアイテム
例:EN20471やEN1150に適合した反射材・反射ベスト - 反射材および反射部分の形状は帯状を成しているもの(前後上下位置、縦横方向は問わない)
- 反射材以外のベストやベルトを構成する主たる生地の色は蛍光色を推奨する。
- 蛍光色はいわゆる蛍光イエロー(黄)、蛍光オレンジ(橙)、蛍光ピンク(桃)、蛍光グリーン(黄緑)のいずれかの色を備えた反射材。
参加が認められない反射(安全)装備品
- 反射タスキ(装着時や走行中に反射部分が裏返ることがあるため)
- 反射材が点になっている物、ドット状の物
例 サンボルト製 HI-VIZベスト(ドット状の反射材1つ1つが小さく目立たない)、R250 HI-VIZ 高視認性反射ベスト - 全面またはそのほとんどが反射素材で覆われているもの(PROVIZ製REFLECT360など、昼間帯の蛍光色が有効なため、時間帯によっては目立たないため)
- ウエア(ジャージ・ジャケット・ウインドブレーカー・雨具)に施された反射材
(形状や反射面積を問わず一切認めない、BRM/AJ規定に沿っていないため) - 反射材が剥がれているもの、経年劣化等により薄くなったり失われている物
使用不可ではないが推奨しないもの
- 反射材が上部しかない反射ベスト(前傾姿勢では視認性が良くない)
- ラファ製 ブルベジレ(反射材部分が狭いので別途反射材を着用することを強く勧める)
反射装備品の着用について
- 走行中は昼夜を問わず身に着けなければならない。
- 雨具やウインドブレーカーも含めて、身体の最も外側に身に着けなければならない。
- 反射ベストの上にバックパックを背負う場合は、背後から見て身に着けた反射材が視認できる状態でなければならない。
バックパックに反射材を追加するなりして対応すること。
規定の反射材のほかに推奨する装備について
- 三角リフレクター
- 反射レッグバンド
ただ着用すればよいのではではなく、面積が広い反射材を着用してください。
面積に狭い反射材を着用していた場合は指導する場合があります。
常に他の交通にどのように見られているか意識して着用してください。