R熊本パーマネント阿蘇山

注意:こちらはR熊本独自パーマネントです。ACP公認のSR600(シューペル・ランドネ)ではありません。 お間違えのないように。

申込・参加コースの紹介・交通情報PCの紹介・通過証明

2020年10月7日現在
コロナ禍におけるAudaxJapanの要請と7月の豪雨災害による影響で見合わせておりましたが、10月よりR熊本独自パーマネント阿蘇山の参加受付と出走を再開いたします。
関係各所に確認したところ、樅木(五家荘)~椎葉村の林道は通行できるとの事ですが豪雨災害や台風の影響で路面は荒れているとのこと。
二本杉峠からの下り(梅の木吊り橋付近)では工事に伴う時間帯通行止め(工事終了未定・土日祝除く)が行われています。
11月は紅葉シーズンにつき五家荘内の道路は特定日に一方通行規制があります。特定日に現地を通過される参加者は一部ルートが迂回路となります。参加者は通行可能かどうかを含めて最新の情報を収集した上で出走の判断をお願いします。


◆はじめに(開催の趣旨)

ランドヌール熊本がある九州・熊本には世界有数のカルデラである阿蘇カルデラがあります。
東西18km・南北25km・周囲125kmの中心には俗に”釈迦の涅槃像”と呼ばれる阿蘇五岳(根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳)が鎮座し、このうち中岳にある阿蘇中岳第一火口では現在も活発な火山活動が続いていることから、世界にも珍しい活動中の火口を間近で見ることが出来ます。そんなカルデラ内には約5万人もの人々が火山と共に生活しており、人々の手による採草と野焼きによって維持され続けた広大な草原の風景も相まって、世界的にも素晴らしい景観を見ることが出来ます。

そんな阿蘇はランドマークの熊本城と並んで火の国熊本のシンボルであり、阿蘇五岳、外輪山、火口原のすべてを含む阿蘇カルデラ全体の総称として、これを”阿蘇山”と呼びます。また2014年9月にはユネスコの世界ジオパーク(ASO UNESCO GLOBAL GEOPARK)も認定されました。

”阿蘇の山々や草原には、今も昔も、変わらぬ風が吹いています”

熊本と大分に甚大な被害をもたらした2016年4月の熊本地震はまだ記憶に新しいところですが、
とりわけ阿蘇地方も交通の要であった橋やトンネルが崩落するなどし、日常生活はおろか観光客の著しい減少など経済的な損失が相当ありました。今では各方面からの支援や協力による道路やインフラの整備が進み、阿蘇方面へのアクセスは以前の姿に戻りつつあります。
ただインフラが戻ってもそこに住む人々の暮らし、観光、農業、酪農が安心して営むにはまだまだ道半ば。
出来るだけ多くの方々にそんな”今”の熊本・阿蘇を見て頂きたく、足を運んで欲しいと願って止みません。

旅の始まりは阿蘇外輪山の麓、豊後街道の旧宿場町でもある熊本県大津町。
熊本空港からも近くJRと国道57号線が通じる交通の要衝で宿泊施設も多い。オートバイの国内生産拠点、本田技研工業もここ大津町にあります。
阿蘇カルデラの裂け目、立野火口瀬から噴火口を擁する阿蘇山山頂へ、スタート直後からいきなりダイナミックなルートで幕を開けます。南郷谷を見下ろす伝説のライダーも愛したワインディングロード、水路橋として有名な石橋・通潤橋と緑川の深いV字峡谷に架かる美しい鮎の瀬大橋。
熊本屈指の難峠・二本杉峠を制し、平家落人伝説が繋ぐ九州道路最高地点の峠を越えれば、そこは九州最後の秘境・椎葉村。
ルートはやがて九州山地の最深部から日向灘に面した日向市を目指します。
ローカル廃線跡に沿って長閑かな川沿いの細道を進むと、神話に彩られた日本の聖地・高千穂、天照大御神を祭る天岩戸神社へと至ります。そして再び阿蘇へと舞い戻り、今度は阿蘇カルデラ内を縦断。南郷谷の高森町から箱石峠を越えて阿蘇平野のある阿蘇谷へ。
復興再建中の阿蘇神社を経て、北外輪山から久住高原一帯に広がる草原と牧野。
くじゅう連山のすそ野と風光明媚なルートで目指すは九州屈指の温泉地・別府。
峠を越えて眼下に飛び込んでくる別府湾。そして立ち上る無数の湯けむりと水蒸気、漂ってくる温泉地ならではの湯の香り。
日本夜景百選の十文字原で別府の街並みと別府湾を一望し、別府湾を背にし鶴見岳・由布岳を横目に高原を越えたなら、そこは人気の温泉避暑地・湯布院。
緑が風に揺れるくじゅう連山の大パノラマを四季折々に見せる景観。牧野の春は野焼き、夏は新緑、秋はススキの穂の海。
ランドネ終盤のハイライトとも云うべき”やまなみハイウェイ”は誰もが一度は走ってみたい九州ツーリング人気NO.1コース。阿蘇五岳からくじゅう連山まで一望できる阿蘇エリア屈指の絶景スポット大観峰。左手に阿蘇五岳”釈迦の涅槃像”を拝みつつ、北外輪山の稜線を進むミルクロード。この道から望む雄大な阿蘇カルデラの景観こそ、このランドネのシンボリックであり、旅のフィナーレに相応しい。

冒頭に紹介した阿蘇山をシンボリックステージとし、これらのルートで繋ぎ、取り巻く形にしました。
阿蘇山はカルデラの内外、とりわけ北側の阿蘇谷(阿蘇平野)と南側の南郷谷(南阿蘇)で見せる表情が異なります。
阿蘇地域をただの通過点とするのではなく、1度目は阿蘇山を登って、2度目は南郷谷から阿蘇平野と阿蘇カルデラ内を走る。3度目は北外輪山から阿蘇五岳と雄大な阿蘇カルデラを望む。そんなルートで構成されています。出走時間や通過時間の関係で明るい時間に通過する事が難しくても、少なくとも3度は場所と時間を変えて通過していく阿蘇エリア。
朝陽を迎え、暮れゆく夕陽を拝む。阿蘇を走り、大地の恵みと自然、そこで生きる人々の営みと文化を知り、大地の遺産を訪ね、地形と景観を巡る旅。そんな阿蘇山ジオツーリズムが、やがて至高のランドネへと昇華することを願って。

ランドヌール熊本では将来的にシューペル ランドネ(Super Randonnées=SR600)の開催を目指しています。
これに先立ちルートの検証と開催を意識した運用確認を行うべく、ACPが認定するSuper Randonnéesのルール・運営を意識し、ランドヌール熊本独自認定のパーマネントとして、この「R熊本独自パーマネント阿蘇山」を行うものです。
沢山の方々にこの独自パーマネントを走って頂き、またその感想やご意見を頂く事が出来れば、次なる舞台に繋がる励みとなります。

ランドヌール熊本独自パーマネント担当 髙橋宏通