SR600阿蘇山 完走メダルについて

注意:こちらはACP公認のSR600(シューペル・ランドネ)です。R熊本独自パーマネントはありません。 お間違えのないように。

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~メダル製作への思い~


その姿から”釈迦の涅槃像”と呼ばれ、世界最大級の阿蘇カルデラに鎮座する阿蘇五岳。季節によって表情を変える広大な牧野と雄大な阿蘇の山々を一望しながら、北外輪山の尾根を進むミルクロード。SR600阿蘇山のハイライトに相応しいこのシーンを切り取り1枚のメダルに収めました。


SR600阿蘇山ジオツーリズムは当初からツーリスト部門で走る事を強く意識したコース設計です。ランドネ=小旅行なので、ここでのバイクはあえてパニアバッグをまとったランドナーをチョイスしてます。

凛とした空気感と静けさの中、眼下に広がる雲海とそこに浮かぶ阿蘇五岳を望みながら朝陽に背中を押され進む姿か。あるいは阿蘇五岳を夕闇に浮かび上がったシルエットに見立て、疲れも忘れるほど神々しい景色と共にフィニッシュまでもうひと踏ん張り自分を鼓舞する姿か。通過したのは明るい時間か暗い時間か。晴れの日もあれば雨の日も。1人1人のランドネに違いはあれど、メダルに刻まれた情景からは通過した当時の自分と重ねて貰えると思います。


生憎の天気と驚きの白さに、心眼で見た阿蘇の景色を心に刻んだままフィニッシュした参加者だっているでしょう。見たくても見られなかった景色。もう一度見たいあの風景。次こそは。それぞれのジオツーリズムを駆け抜けた皆さんが再びこの景色に出会えますように。「私たちの見せたい景色」とその思いがメダルの中の情景に込められています。


Super Randonnéesの道程はどれも優しくはありません。ですが、やっとの思いで辿りついた峠や頂に。最後のコーナーの先に。木々を抜け出し広がる草原の向こうに。疲れを忘れさせてくれる絶景の数々が待っています。またSuper Randonnéesはとてもチャレンジングなブルベでもあります。そして多くのSR600チャレンジャーはまだ見ぬ景色と新たなフィールドを求めて日夜チャレンジをし続けています。

“Keep climbing”は険しい道程を進み(上り)続ける姿とチャレンジを続ける姿勢から「今より上の、さらに上を目指して」というメッセージに加え、ランドヌールとランドヌーズの皆さんに向けた敬意を表す言葉として、メダルに思いを込めて阿蘇の空に刻みました。


これらの思いをメダルに具現化して下さったのはR熊本のがまだすウィークでコンプリートトロフィーや記念キーホルダーをはじめ、AJ福岡のクラブジャージや飛梅1200のジャージ、絵馬を手掛けた福岡在住のデザイナー野田真紀さんです。私たちの思いを形にして下さり、この場を借りて感謝申し上げます。


このフィニッシュメダルはツーリスト部門・ランドヌール部門を問わず、SR600阿蘇山を完走して認定されればどなたでも手にすることが出来ます。思いを込めて作りました。SR600阿蘇山を無事にフィニッシュした際にはどうかお手に取って頂けたら幸いです。


2021年9月吉日